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量子ドット 自動車用ヘッドライト

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動車のヘッドライトには、白熱電球、HIDランプ、LEDランプ用の光源などが使用されており、省電力かつコンパクトになってきています。採用が増えてきている LED を光源としたヘッドライトでは、1つ1つの光量が十分でないため、複数個の LED が必要になり、多い物では50個以上の LED を必要とします。このため、従来の光源に比べ高価な物となってしまっています。

近年は、十分な光量と効率アップのため、LD 光源が検討され、高級車での採用が始まっています。しかし、光源に LD を使用した場合、光の密度が高いコヒーレント光のまま放射され、ヘッドライトに照らされた人の目に入ると、目に障害が発生する懸念が報告されています。そこで、青色のレーザー光を蛍光体(粉末)、単結晶に蛍光物(Ce:YAG)をドープした波長変換ロッドに照射し、光の密度を下げたインコヒーレント光に変換し、安全な光として提供がなされています。ただし、単結晶の Ce:YAG 単結晶は非常に高価なため、普及車への採用は困難となっています。そこで、安価で高効率、光耐久性にすぐれた光変換素材である、量子ドットのシリカ系無機材料の複合体と、既に普及している青色の LD とを組み合わせることにより、安全で耐久性の高い、リーズナブルな光源の提供が可能となります。

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